手のアトピーにゴールデンホホバオイルで保湿した結果

手のアトピーステロイドを塗って、少し良くなってくるとすぐに塗るのを止めてしまっていました。

 

そうすると、またアトピーが酷くなって、またステロイドを恐る恐る塗っては止めるの繰り返しで、一向にアトピーが治りませんでした。

 

 

出来たら、ステロイドなしで治したいって思っていたので、色んな民間療法を私も試してきたんです。

 

今日は、その中でもゴールデンホホバオイルについて書いてみます。

 

アトピーに効くものなら、もう何だって藁にも縋すがる気持ちだったので、少々お値段高くても使ってみました。

 

皆さんもホホバオイルがアトピーに効くと噂で聞いたことがあるかも知れませんが、お値段も結構するし実際のところどうなんだろう?

 

って半信半疑ですよね。

 

気になったものは何でも自分で試していたので、オーガニック農法で作られたゴールデンホホバオイルを購入して、手のアトピーに塗っていました。

 

ゴールデンホホバオイルと精製ホホバオイルの違い

 

ゴールデンホホバオイルとは、黄金色のホホバオイルのことで未精製オイルのことです。

 

精製されたホホバオイルは無色透明なもの。

 

何が違うのかと言うと、精製ホホバオイルは、本来持っている天然の有効成分が失われていて、

 

ゴールデンホホバオイルは精製処理が施されていない分、天然のビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

 

これは圧搾方法の違いで、精製オイルは高圧プレスによる圧搾ですが、無精製オイルはコールドプレス(低温圧搾)によって抽出されているからなんです。

 

高温で圧搾すると、ホホバオイルのきつい匂いも脱臭処理することができます。

 

高温圧搾と脱臭処理により滋養成分は破壊されていますが、

 

その代わり、精製オイルの方は、脱臭脱色工程を経てより安定した部分だけを抽出しているので、純度が高く、肌トラブルが少ないと言ったメリットもあります。

 

ちなにみ、ホホバオイルにもグレードがあるようで、品質の良いものはオイルなのにべたつかずさらっとしていて使いやすいです。

 

ホホバオイルは天然のワックス

 

ホホバオイルがアトピーに良いと言われる理由には、お肌の中にある成分と同じ成分が含まれているからなんです。

 

ホホバオイルは油脂ではなく植物性のワックスに分類されていて、種子から抽出されたもので、成分の90%以上が「ワックスエステル」で出来ています。

 

皮脂の成分も20〜30%が、ホホバオイルの成分と同じ「ワックスエステル」で出来ていて皮脂の構造と似ていることから、皮膚になじみやすく浸透力が高いことで知られています。

 

ホホバオイルがアトピーに良いのはウソ!?

 

これだけアトピーに良さそうな情報が沢山出ているので、私もグレードの高いゴールデンホホバオイルを使ってみたのですが、結論から言うと、残念ながらアトピーは治りませんでした。

 

むしろ痒くなり悪化しました。

 

ホホバオイルは、抗アレルギー作用や抗炎症作用があり、保湿効果で乾燥を抑えてくれると聞いていただけに残念です。

 

しかも、高価な上に量が少ないので、効果が出るまでには量が足りないと感じました。

 

ちなみに200mlを購入して、アトピー部分に使用した箇所は手の甲全体です。何回かに分けて使用しました。

 

結局、即効性がなくお値段が高かったので、それ以上続けて購入することはありませんでした。

 

ゴールデンホホバオイルで治らなかった理由

 

医者じゃないので、こればっかりは分かりませんが、抗炎症作用があると謳われていただけになぜ!?という思いです。

 

アトピー性皮膚炎の原因の多くは、痒みであることは間違いありません。

 

考えられる痒みの原因、

 

①アレルギーによるかゆみ
②炎症によるかゆみ
③乾燥によるかゆみ

 

アトピー性皮膚炎の人は、バリア機能の低下で、異物が肌細胞内に侵入しやすい状態です。

 

今回の痒みの件は、ゴールデンホホバオイルの中に僅かながら含まれる何らかのアレルゲン物質に反応して炎症を引き起こしたかも知れません。

 

抗酸化作用のあるビタミンEやミネラルが豊富と効くと如何にも肌に効きそうな感じですが、

 

アトピーや敏感肌の人には、アレルゲン物質を取り除いた純度の高い精製オイルの方が本当は良いと思います。

  

白色ワセリンが病院で推奨されている理由も、不純物を取り除いていてアレルギー反応が少なく安心して使えるためだと思います。

 

アトピーが治らなかった理由で、もう一つ気になる点がありました。

 

ゴールデンホホバオイルにはビタミンEが含まれています。

 

ビタミンEには抗酸化作用があって血行促進作用があり、新陳代謝を高めてくれるので美容効果が期待されています。

 

アトピーの人はお酒を飲んだりすると血行が良くなってアトピーの箇所が痒くなったりするのですが、これに近い作用をした為かも知れません。

 

外からの刺激でアレルギー反応を引き起すアトピーなら殺菌作用と炎症を鎮める効果のあるものが向いていると思います。

 

最後に

 

ホホバオイルの善し悪しを値段だけで判断するのも危険ですし、未精製で高品質だからと言って万人に効くわけではないことが分かりました。

 

色んな民間療法を今まで試しましたが、結局のところ、それで治ったかと言うと、答えたはNOです。

 

結論から言えば、アトピーが悪化した時は、かかりつけの医者に行くのが最善だと思います。

 

私が通っていた医者は漢方薬を処方してくれる皮膚科ですが、過去を振り返ると私のアトピーが治ったのもこの病院のおかげだと思います。