手のアトピーに正しいハンドクリームの選び方健康な肌と一緒にしないで

私は15年以上に渡って手のアトピーで苦しんできたのですが、症状としては一番酷かった時を境に漢方薬治療で改善されて、

 

一時は完治しましたが、その後、ストレスやアレルギーによってアトピーが再発、それから良くなったり悪くなったりの繰り返しでした。

 

 

アトピー症状が起きている範囲は最も酷かった時に比べると大分縮小されましたが、引っ掻き傷があるとやっぱり痛かったです。

 

一番症状が酷かった時は、両手の甲全体にアトピーと指先に水泡が出来て、我慢出来ないくらい痒くて、夜寝ている最中に無意識に掻いてしまって、次第に取返しがつかないくらい皮膚が真っ赤にただれていました。

 

皮膚が乾燥して痛いので、会社には包帯グルグル巻きでいって皮膚を保護していましたが、あの時は本当に辛い日々でした。

 

ここまで炎症が酷くなっちゃったら、病院に行ってステロイド治療をした方が早く炎症を抑えることが出来るので、苦しんでいたら行って欲しいです。

 

出来たら私のように、漢方薬を処方してくれる病院が一番おススメです。

 

それと平行して乾燥している部分に保湿剤を塗りますが、私はワセリンのベタベタする使用感が嫌いだったので、市販で売られているハンドクリームで代用していました。

 

保湿剤はあくまで乾燥したところに水分を補う感じです。

 

但し、市販で売られているハンドクリームには、セラミド尿素ヒアルロン酸、シアバターグリセリンなどの保湿成分配合の保湿剤がありますが、

 

健康な肌の人が使う保湿剤とアトピーの人が使う保湿剤は違うんだよという話しをしたいと思います。

 

ちなみに敏感肌もアトピー肌と違います。

 

健康な肌 vs アトピー肌の保湿 対策の違い

 

アトピー肌の人は皮膚に炎症を起こしていて、皮膚のバリア機能が崩壊した状態なんです。

 

健康な肌の人なら肌表面にバリア機能が働いているので外からの刺激をシャットアウトできるのですが、

 

アトピーの人は、表皮の一番上にある角層が傷ついているので、外的刺激を受けやすくクリームに付着したダニや埃などのアレルゲンに反応して痒くなったりすることがあります。

 

保湿用のクリームを塗ったら痒くなって余計に症状が悪化してしまったという感じです。

 

この場合、勘違いされやすいですが、保湿剤が悪かったというより、抗炎症作用のある保湿剤を塗らなかったからです。

 

例えば、キュレルのハンドクリームは潤い成分のユーカリエキスとビタミンE、消炎剤アラントインが配合されています。

 

キュレルの場合、尿素ステロイドは含まれていません。

 

私もキュレルハンドクリームは何回かリピして使っていますが、使用感はさらっとしていて使いやすいです。

 

ちなみに、シアバター配合のスキンケアが一時期ブームとなりましたね。

 

このシアバター、天然由来の植物油脂で乾燥肌に効くと謳われていますが、シアバター配合だからと言ってアトピーの人に効くとは限らないですよ。

 

アバターの他にも配合されている成分に着目して欲しいです。

 

アバター入りだからといって、合成香料入りのハンドクリームは私のアトピーには刺激的でした。

 

アトピーに保湿剤のみで治そうとするのは危険

 

こんなことを言っては何ですが、過去の経験から正直どのハンドクリームも(一つだけ例外を除いて)、ハンドクリームだけで手のアトピーが治ったことはないです。

 

15年以上一度もありません。

 

強いて言うなら、最近出会ったキールズのハンドサルブだけは別格で、キールズのハンドクリームで痒みもなく炎症が治りました!!

 

(これに関してはまた別の記事で書きますね。)

 

脱ステの人は、保湿剤のみで治そうとするのは危険です。

 

なぜかというと、

 

アトピーの主因はアレルギーではなく、皮膚バリアの崩壊が原因だからです。

 

皮膚バリア崩壊 → 炎症 → 痒み → 掻き壊す → 皮膚のバリアさらに崩壊

 

ステロイドには抗炎症作用があるので、保湿剤とステロイドを併用して、炎症を抑え、肌表面の傷を治すのが先です。

 

病院で処方されたステロイドですが、私の場合、普段問題なく使用しているのに、たまに激しくアレルギー反応を起こす時があります。

 

どうにも痒みが止まらないのでそういう時は洗い流しています。

 

このブログでは保湿剤としてアトピーの人でも安心して使えるものを紹介していくつもりです。

 

保湿剤も人によって効果のある、なしは違うと思いますが、肌に良い保湿剤に出会えるかどうか、運も大切だと思います。

 

それではまた、